以前は綺麗だった肌が荒れ始めた
私が最初に皮膚が荒れ出したのは、25才の頃(福岡にいた2002年頃)だ。
手に少し赤いかゆみがある程度から始まった。そして、横浜に就職してから、仕事も忙しくなり慣れない関東での生活で、不規則な毎日を送っていたら、皮膚の悪化が激しくなった。
口の周りが荒れ始め、真っ赤になった。皮膚科に行くと、
という診断で、ステロイド剤を処方された。効かないので、どんどん強いステロイドになり、嫌気がさして他の皮膚科に。そこで経緯を話すと、では「プロトピック」で。ということでまあ、にたような薬を出された
私はそれまで、「肌がキレイでいいね」と女性から言われるほど、肌がキレイだったのに、なぜ大人になって、アトピーと診断されるのか、というかなるのかがとても不思議だった。
しかし、ステロイドをつけてもやめれば途端に悪化する。「これでは一生ステロイドと付き合うのか?」という疑問がわいていた。
色々と調べたら、ステロイドはリバウンドがあると言うことが分かり、そこからはステロイドを断ったところ、本当に激しいリバウンド。
口の周り(特に鼻と口の間)から膿(うみ)がでたり、パリパリになり、口をロクに開けられない状態で、ご飯を食べるのも一苦労。おかげで痩せた。
周囲や職場の上司からは「皮膚科に行け」と何度も言われたが、どこに行っても「アトピー」と言われステロイドを処方されるばかり。
ステロイドをつけないと、かゆみが激しく、起きている時は何とか我慢できても、寝ると無意識にかきむしり、朝起きると布団に血がついており、シャワーを浴びてヒリヒリしながら過ごすという毎日を送っていた。
見た目もひどいことになっているので、外や職場ではずっとマスク。花粉症?と思われる時期は良かったが、夏でも秋でも冬でもマスク。本当につらかった。
酒を飲んだ翌日がひどく、無意識にかきむしる力が強いのか、ほんの少し改善しては逆戻りという、まさに一歩すすんで二歩下がる状態。
自宅が汚かったこともあるし、畳や布製品も多かったことも今思えば原因だっただろう。
最終的には、横浜から福岡に戻ってきて、
など衛生を心がけて、さらに寝ているときにかきむしらないように、浴衣の帯を何本か繋げて、自分を寝ているときに縛れるようにした(まわしのような感じにして、腰の位置でそれぞれ手を縛る)
掻かなければ少しずつ良くなっていったので、「寝ている時の対策」が命だった。
そして、治った。。。
かに見えた
その後、口の周りにあれほどひどいのが発症することはなかったが、腕の肘の内側や、足の太ももの内側、胸から肩にかけてなど、年に何カ所か発症していた。
しかし、口よりマシと思っていたのと、「バカの一つ覚えみたいに、アトピーですね。と言ってステロイド剤しか出さない」皮膚科業界全部を疑っている私は皮膚科に行かず、いつもほったらかして治していた(というか何ヶ月かすれば治る)
ステロイドをつけずに自然治癒の方が絶対に良いと思っていたので、今日までその考えだった。
驚いた。。新しい事実が分かった
最近、襟あしあたりの髪がかゆかったのだが、かけばフケのような皮膚が落ちてくる。
今度は頭か。。。と思っていた。ちょっとこれまでの皮膚とは違うので、皮膚科に行こうか悩んでいたが、今日ある病名を知った。
それが、トリコフィトン・トンズランス感染症
画像や症状などを見て驚いた。
これ、、、、、25才から大人アトピーとか診断されてきた俺と同じやんとね。
そう、私はたぶん、ずっと「トリコフィトン・トンズランス感染症」だったと思われる。
海外にもともとはあった症状で、2000年頃から日本でも患者が増えているそうだ。柔道をやレスリングしていると海外から持って来るらしい。
柔道とかしてはいないけど、多分これに間違いない。
とりあえず、明日、皮膚科に行くが、色々と調べてみるし、今後の経過を綴っていこうと思う。
この日記を書こうと思った理由
正直、一番ひどかった2003年~2005年は人生最悪の状態だった。容姿がここまで崩れると男でも凹む。これがもし女性だったらと思うと可哀想でならない。
考えてみてください。
口の周りは真っ赤で、皮膚はゾウのような状態でボロボロ。口もろくにあけられず、ハンバーガーなど食べられない。しかも膿はでるし、朝起きたら、縛っていたひもをほどき死ぬほど掻きむしって布団に血が付き、皮膚の皮が落ちている日々。
あのときもインターネットで色々と調べて、漢方をしたり、毎日ウーロン茶風呂に入ったり、ハリに行ったり、色々やった。でも、こんな感じで「トリコフィトン・トンズランス感染症」というキーワードすら出てこなかった。
皮膚科ですら、勉強不足の先生は知らなかったようだし、今でも知らない先生もいてアトピーと誤診をしている人もいるだろう。(ステロイドはマイナスらしい)
だから、同じ悩みを持っている人たちに「そういう症状の可能性もあるんだよ」という事を知ってもらいたいし、皮膚科にも気づいてもらいたいし、昔の自分にこういうブログがあったら良かったなという視点で書いていく。
不定期更新だけど、メニューから興味のある内容を読んでもらいたい。コメントはご自由に。(返せるかは分からないけど)
コメント